紙彫刻と中村耕二

中村氏は1958年、四国・香川県生まれ
グラフィックデザイナーとして8年間広告代理店に在籍し、
1982年に独立。彼の独特な世界である紙彫刻を本格的に取り組み始めた。

太陽が万物を照らし、そして影ができる、人生もまたそれに似て、光と影がある。
中村氏はその深い意味をもつ「光」と「影」に魅了され、
その深さを追求し、その深さを表現したいと感じ、
彼は独自の紙彫刻を通して、平面作品から立体作品へと移行した。

中村氏の作品が「白」のマ−メイド紙をベースにしているのは、
それは単に紙質に対する機能性を重視しただけではなく、マーメイド紙のもつ人肌に似た温もり、
また、「白」という色の清潔、純潔さから感じ取るやすらぎ、癒し感である。
何より「白」は、見る人のその時々の心を映し出すことができるのである。

白いマーメイド紙を通して、彼独自の幻想的な世界を築くばかりではなく、
多くの人々の心を慰め、やすらぎを与えることが出来ると感じたことこそ、
私が彼の作品に魅せられたもっとも大きな要因である。

マネージャー/談